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アダムスブリッジ、ダービー追い切りで好印象。未知なる可能性を秘めた「大器」

   

 未知の魅力を備えた大器が満を持して大舞台に登場。ダービー最終追い切りを終えたアダムスブリッジには、そのような期待感に満ちた好印象を受ける。

 のちの青葉賞馬レーヴミストラルを一蹴したデビュー戦。道中絶望的な位置から、直線だけで軽々と差し切った若駒ステークス。その走りは大物誕生との期待を周囲に持たせた。

 しかし皐月賞への出走権を賭けた若葉ステークスは、デコボコした馬場と仕掛け遅れが響き追い込み届かず3着と敗退。幸いにも賞金上位馬の回避が相次ぎ、皐月賞出走に漕ぎ付けられそうだと思った矢先に、挫石による出走回避。

 最終トライアルである青葉賞やプリンシパルS、そして京都新聞杯にも出走が厳しくなった時点で「このまま春のクラシックには縁なく終わってしまうのか・・・」と思ったのだが、またもや賞金上位馬の回避が相次ぎ、ダービー出走の18頭の枠に滑り込むことが出来た。

 一時は手放した運気を再び引き寄せたアダムスブリッジ。そうして迎えたダービー最終追い切りは、相次いだアクシデントによる不安を払拭する中々の好内容だったと言えるだろう。

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 もともと石坂厩舎の追い切りは全体時計は目立たないことが殆どなので、4ハロン53秒4という時計は速い部類だろう。しかも終いの2ハロンで12秒5-12秒6と継続的に速い脚を使って見せた。これは東京競馬場の長い直線を考えると良い材料だろう。

 動き自体も飛びは安定しており、まだまだ未完成の馬の割にはフォームもしっかりしていた。脚の回転はピッチよりだが一完歩の滞空距離が大きい為、比較的脚を長めに使えるのだと思う。

 トップスピードと切れに長けたタイプだけに、直線がフラットに近い東京競馬場はアダムスブリッジに向くだろう。馬場も下がデコボコしていなければ、稍重ぐらいまでなら問題ないと思う。流石にそれ以上悪化すると少し割り引き評価が必要だろう。

 今年のダービーは皐月賞上位組が強い。それは皐月賞5着のクラリティスカイがNHKマイルCを完勝した事実からも明らかだ。

 正直別路線組にとっては例年以上に分の悪い戦いを強いられそうなのだが、その中でも唯一皐月賞組を打ち破る可能性を秘めているのがアダムスブリッジだろう。

 常識的に考えたらこのローテでの好走は厳しい。それでも期待したくなるほど器が大きい同馬。勝利に必要な「運」も引き寄せている。

 果たしてフサイチコンコルドのような、ファンをアッと言わせる走りを見せることが出来るか!?その走りに注目したい。

 - 追い切り

        
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