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1着賞金は安田記念の1.6倍!?リアルインパクトとワールドエースが南半球ベストマイラー決定戦、ドンカスターマイルに挑む

   

ゴール前、激しい叩き合いを見せるリアルインパクト

 現地時間の4月4日。オーストラリアのロイヤルランドウィック競馬場において当地のベストマイラー決定戦、G1ドンカスターマイル(芝1600m)が行われる。

 日本からもリアルインパクトワールドエースが挑むこのレース。果たしてどのようなレースになるのか?日本馬を中心に展望してみたい。

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オーストラリア・マイル路線の総決算、ドンカスターマイル

【豪ドンカスターマイル】リアル&ワールドの枠順確定 - 予想王TV

 地元オーストラリアの大将格はセイクリッドフォールズ(牡6歳)。2013&14年ドンカスターマイルを連覇しており、史上初の3連覇を狙う。同馬のハンデは58キロで、鞍上は高松宮記念をエアロヴェロシティとのコンビで制したZ.パートン騎手(オーストラリア出身、香港拠点)。2番目に重い56.5キロのハンデを課せられたのはGI3勝馬のハッピートレイルズ(セン8歳、オーストラリア)。ワールドエースは55.5キロでメンバー中3番目、リアルインパクトは55キロで4番目に重いハンデを背負う。

 リアルインパクトとワールドエースが明日挑むことになるドンカスターマイルとは、オーストラリアにおけるシーズン最強マイラーを決める総決算の一戦。

 その総決算のレースに相応しく賞金も非常に高額で、総賞金が300万豪ドル(日本円で2億7000万円)、1着賞金が180万オーストラリアドル(約1億6000万円)と、日本の安田記念を大きく上回る賞金額が設定されている。

 この権威と賞金が伴った魅力的なレースに日本から挑むのが、前哨戦のジョージライダーS(豪G1)を制したリアルインパクトと、同レース11着だったワールドエースだ。

 特にリアルインパクトは前哨戦の勝利により大きく評価を上げてきており、ブックメーカーによっては1番人気に設定しているところもあるほど。日本の競馬ファンとしても是非ともG1連勝を期待したいところだが、ライバルは前走以上に強力だ。

 最大のライバルは地元オーストラリア期待の星である3歳馬ハロウドクラウンHallowed Crownだろう。ここまでG1・2勝の実績もさることながら、3歳馬の為に52キロとハンデも軽く、また日本馬の実力も良く知るトミー・ベリー騎手が手綱を取るということで驚異的な存在だ。

 また一昨年、昨年とドンカスターマイルを連覇しているセイクリッドフォールズSacred Fallsも強力なライバルだろう。ただ斤量は58キロを背負うので、その分苦戦は免れないかなという印象は受ける。

 あとは当日雨予報ということで馬場悪化の可能性が高くなってきているので、道悪巧者といわれる13年のオーストラリアンオークス勝ち馬ロイヤルディセント Royal Descentの評価も上がってきている。

 ただここまで来ると、あとは自分自身との戦いではという気もする。相手ばかり気にしても、普段の力を出せなければ意味はないからね。それは両陣営とも良く分かっているだろう。

 上の方の動画ではリアルインパクトの追い切りを紹介したが、前哨戦を叩いたことにより前走とは気合乗りも変ってきて、走りたくて仕方がないという雰囲気を醸し出している。見るからに状態は良さそうで、明らかに前走以上だろう。

 前走11着と残念な結果に終わったワールドエースにしても、前走はあくまで前哨戦。海外経験豊富で百戦錬磨な池江厩舎スタッフが、このまま手をこまねいてばかりいる筈も無く、きっと巻き返してくるはずだ。軽視は禁物だろう。

 2月末から始まった2頭のオーストラリア遠征も、このレースで一区切りを迎える。日本のトップホースたちにとって新たな選択肢をもたらす結果となった彼らの挑戦。その最後を良い形で締めくくることを期待したい。

リアルインパクトの現地での写真(撮影:Lisa Grimm)

Lisa Grimm Photography: REAL IMPACT Japan &emdash; REAL IMPACT

Lisa Grimm Photography: REAL IMPACT Japan &emdash; REAL IMPACT

ワールドエースの現地での写真(撮影:Lisa Grimm)

Lisa Grimm Photography: WORLD ACE Japan &emdash; WORLD ACE

Lisa Grimm Photography: WORLD ACE Japan &emdash; WORLD ACE

 - 海外競馬, 競馬雑談

        
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