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その走りに賞賛の拍手を!日本競馬の今後に多大な功績をもたらしたリアルインパクト ~2015ドンカスターマイルレース回顧~

      2015/10/02

 現地時間の4月6日に、オーストラリア・ロイヤルランドウィック競馬場で行われたG1ドンカスターマイル(芝1600m)

 南半球のマイル路線で最高賞金を誇るこのビッグレースに日本から参戦したのが、ディープインパクト産駒であるリアルインパクトワールドエース

 前哨戦のG1ジョージライダーSを制し勢いに乗るリアルインパクトは、ここでも道中3番手から早め先頭に立つという積極的な競馬を展開。

 残念ながら最後は地元オーストラリアのカーマデックKERMADECの強襲に会い2着と敗れたが、その走りは勝ち馬になんら見劣ることのない素晴らしいものだったと言えるだろう。

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オーストラリア遠征の成功者として、リアルインパクトの功績は非常に大きい

◆2015ドンカスターマイルの全着順(Race9参照) - Australian Turf Club

 いやぁ~・・・惜しかった。でも良く頑張った!!リアルインパクトの頑張りには、賞賛の言葉しか似合わないと思う。

 外枠からの発走ということで不利となるのでは?と懸念されたが、鞍上のマクドナルド騎手はさすがオーストラリアを代表する名手。非常に上手く乗ったと思う。

 折からの雨の影響で内が特に悪化した馬場状態も、結果的にはリアルインパクトには味方したのではなかろうか。外枠の不利も、内が悪化したことによりだいぶ帳消しになったしね。

 4角で先頭に並びかけ、直線早めに先頭という乗り方は仕方がないと思う。馬場状態がSoft(日本でいう不良から重の間ぐらいの状態)まで回復したとはいえ、本来道悪はそんなに得意ではない同馬。

 斤量も55キロとそこそこ背負っているし、元々リアルインパクトはそこまで切れるタイプではない。早めにスパートをかけて押し切るタイプだけに、あの仕掛けはセオリーどおりだろう。そしてあの馬場状態なら、後続の馬の切れも削がれる筈という計算も、マクドナルド騎手の頭の中には有ったに違いない。

 誤算だったのはカーマデックという名の3歳牝馬が、他の出走予定馬の回避により土壇場で出走可能となり、出走してきたことだけ。同馬はレース前日まで補欠2番目の馬だったのだが、当日2頭の出走予定馬がスクラッチ(出走取り消し)をしたことにより、土壇場でレースへの出走権を得ることが出来た。

 カーマデックは前哨戦のG1ジョージライダーSで3着に入った実力馬であり、このレースでは斤量50キロと出走馬中最軽量でハンデにも恵まれていた。所属厩舎であるC・ウォーラー厩舎では早い時期から「カーマデックはこの路線の頂点に立てる素質馬」と高く評価されてきており、近走の内容からも出走可能となれば1番怖い存在とも噂されていたほど。

 その馬が土壇場になって出走可能となり、そのままオーストラリア・マイル路線の頂点に駆け上がるのだから・・・、リアルインパクトには運が無かったといえるだろう。ましてやカーマデックは母父フジキセキという血統の持ち主で、日本にも縁深い存在。つくづく勝利の女神は意地悪だと実感せざるを得ない。

 ただ最初にも述べたように、リアルインパクトの一連の走りには賞賛しか似合わない。彼が今回の遠征で見せた優れた蹄跡は、来年以降同シリーズへの日本馬の参戦増加を確実に約束させた。

 春のオーストラリア遠征の成功者、先駆者としてのリアルインパクトの功績は、今遠征で得た約1億円という賞金以上の価値があろう。

 彼のオーストラリア遠征はこれで一先ず終了し、今後のことは日本に帰ってから検討するとのことだが、この遠征で彼自身が得た評価もかなり大きいものとなった。

 この高い評価が決して霞むことのない未来が彼に訪れることを、私は期待せずにはいられない。

ワールドエースはマイラーではないのだが・・・

 ワールドエースに関してだが、前哨戦のジョージライダーSのレース後にも述べたように、私は彼はマイラーではないと思っている。

 このレースでも後方の位置取りから最後は頑張って8着まで押し上げてきてはいたが、爆発的な末脚とパワーを持たない同馬にとってこれが限界だったろう。たとえ良馬場だったとしても、それほど結果は変わらなかった筈だ。

 なぜ陣営はマイル路線に拘るのだろうか?そもそもマイル戦で結果を出したのは、去年のマイラーズC1戦のみなのに・・・。

 馬体を見てもマイルで勝負するには圧倒的にパワーが足りない。どう見ても2000m前後が向いている中距離馬だろう。一連の敗戦を受けて、ワールドエースの真の適性は何処に有るのか?もう一度考え直して欲しいと思う。

 - レース回顧, 海外競馬

        
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