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【京王杯SC回顧】ヴァンセンヌの成長力が予想以上

      2015/05/18

 JRA公式ラップ:12.9 – 11.5 – 11.6 – 11.9 – 11.3 – 10.8 – 11.6
 レース上がり  :4F 45.6 – 3F 33.7

 戦前の予想通りレース前半はスローな流れ。前半3ハロンが36秒0、4ハロンが47秒9という流れは雨の影響が多少残っていたとは言え流石に遅過ぎた印象を受けた。

 それでも前に行った組で上位独占とはならなかったのは、直線の長い東京競馬場だからこそであろうか。また意外と上がりの掛かった馬場の影響もあったかも知れない。

 勝ったサクラゴスペルは戸崎騎手が上手く乗ったと思う。

 今は出来も相当良いのだろうが、好位の外6番手辺りで上手く溜められた。戸崎騎手はインでジッとしているよりも、好位から中団の外目で徐々にギアを上げていく騎乗をすると本当に上手い。

 この日も4コーナーで良い感じで上がっていくと、直線で段階を踏みながらギアチェンジして最後まで末脚を搾り出していた。

 並みの騎手だと勝負どころで一気にギアをトップに入れてしまい、ゴール前で脚が上がり差されてしまうのだが、この辺はさすがトップジョッキーだと言えるだろう。

 2着のヴァンセンヌの末脚には正直驚いた。

 ディープインパクト産駒にしては一瞬の切れに欠け、長く脚を使ってこそのタイプだと思っていただけに、いくらスローとは言えまさか32秒台の脚を使うとは・・・。

 それだけの脚を使っても負けたことにより、また福永騎手に対して色々と声が上がるのは間違いないだろうが、安田記念の前哨戦と捉えればその取り組み自体は悪くは無いと思う。

 正直控えてこれだけの脚を使える馬だとは認識していなかった筈で、しかも賞金もしっかり加算出来たのだから陣営にとっても悪い結果じゃないだろう。ましてや福永騎手自身は内心これはという手応えを掴んでいるのでは。

 締まった流れでもスローな流れでも展開に惑わされること無く力を発揮できることを証明したヴァンセンヌ。このレース前までは安田記念はさすがに厳しいだろうと思っていたが、もしかしたら思ったよりもやれるかも知れない。

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 3着のオメガヴェンデッタは現在の能力はしっかり出し切ったと思う。

 テン乗りの横山典弘騎手もこの馬の特性をしっかりと理解し、前で粘りを生かす競馬をして見せた。

 同馬の上がりも33秒8と、末脚を限界まで搾り出している印象でこれで差されたら致し方ないだろう。

 馬自体はまだまだ成長途上の印象で、緩さも垣間見せていたオメガヴェンデッタ。秋には更に良くなるように思えるだけに、今後注目していきたい1頭だ。

 3番人気のサトノルパンは6着。

 思ったよりも重さを感じさせる造りだった事も多少は影響したかもしれないが、今回は直線で詰まりまくったことに尽きるだろう。行くところ行くところ前が塞がって、ちょっと可哀想だった。

 前が開いたのはゴール前直前。さすがに今回は度外視して良いかと思う。

 1番人気のダイワマッジョーレは10着。

 出来は悪くなかったけどこの流れで後ろからの競馬だと厳しい。元々そこまで切れる脚を使うタイプではなく、直線で急坂のあるようなコースで最後追い込んで来る馬なので、ゴール前が平坦な東京コースだと前が止まってくれず追い込みきれないのだ。

 今回上がり33秒3の脚を使っているが、東京コースだとこれが限界だろう。またコース変わりで見直したいところだ。

 - レース回顧

        
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