馬事総論ドットコム

馬に関することなら何でも取り上げるブログ

【鳴尾記念】ラブリーデイが完勝でG1に向け弾みを付ける

      2015/06/08

 宝塚記念の前哨戦としてこの時期に移されてから、今年で4年目となる鳴尾記念。阪神競馬場芝2000mに、今年は11頭を集めて行われた。

 重賞勝ち馬6頭とG3の割にはメンバーの揃ったこのレースを制したのは、今年これで重賞3勝目と絶好調のラブリーデイ

 次走に予定されている宝塚記念に向け、勢いの付く結果となった。

スポンサーリンク

 ラブリーデイの強さばかりが目立ったレースだった。

 出来に関してはマズマズといった感じだったけど、先を見据えて余裕を残した仕上がりだったと思う。キズナを破った京都記念などと比べたら、まだ上昇の余地は残した感じだった。

 ただ阪神内回りの2000mというのは、脚の回転が速い走りをするラブリーデイにとってはベスト条件だったのでは。

 機動力もあるしパワーも有るから、ゴーサインが出てから一瞬の内に抜け出してみせた。あっという間にセーフティリードを築き上げ、あとはそのままの勢いでゴール板を駆け抜けるという、実に強い競馬内容だったと思う。

 これで今年重賞3勝目。次走の宝塚記念も阪神芝内回り2200mという条件なので、ラブリーデイにとっては絶好の条件なのは間違いない。

 ここはゴールドシップやエピファネイアなど相手が揃い、さすがに勝ち負けまでは厳しいかもしれないが、好枠を引いて上手く流れに乗れれば3着は充分有り得るだろう。

 伏兵の有力候補として覚えておきたい。

 2着以下は大混戦といった感じだったが、その中でも異彩を放っていたのが外から差してきたマジェスティハーツだろう。

 道中バラけて周囲を囲まれずに追走できている時は折り合いも付き、気分良さそうに走っていたのだが、3コーナー過ぎで馬群が密集しだして馬が近くに存在するようになると、途端に馬のスイッチが入った感じで力み、口向きが悪くなった。

 最後の直線は何とか捌いて外に持ち出し伸びてきたが、追い出しを開始すると今度は内にもたれるように頭を曲げるなど、まともに追い出せない始末。それで2着まで浮上してくるのだから、まともなら・・・と思わずにはいられない。

 以前はこのような馬ではなかったと思うのだが?古馬になってから口向きが悪くなるというのは人間側の乗り方の原因であることが殆どなので、正直残念でならない。

 4着のエアソミュールは案外な結果というのがピッタリだろう。ここまで走らないとは思わなかった。

 この馬も次走以降を見据えた仕上がりだったのは間違いなかったが、悪い仕上がりではなかったので取りこぼしはあっても3着までは堅いと思ったのだが・・・。ちょっと不可解な敗戦かな。

 ただ折り合いが破綻するまでではなかったものの、レース前半で結構行きたがっていたのでここで消耗した分はあったかも知れない。それで最後もう一脚使えなかった可能性は高そうだ。

 果敢に逃げたトウケイヘイローは10着。

 さすがに屈腱炎明けの初戦では厳しかったか。パドックでもかつて良かった頃のトウケイヘイローの面影はまるでなく、伸びやかさを欠いた覇気に欠ける同馬の姿がそこにあった。

 これだとさすがに最後頑張れないのも仕方がない。まずは無事に一周回って来たことを良しとするべきではなかろうか。

 おそらく本来の姿を取り戻すには時間が掛かりそうだが、いつか本来の快調な逃げで結果を出すトウケイヘイローを見たいものだ。

 - レース回顧

        
follow us in feedly

  関連記事

ゴール前、激しい叩き合いを見せるリアルインパクト
リアルインパクトが見せた素晴らしき勝負根性!火の出るような叩き合いを制し海外G1初制覇 ~2015ジョージライダーSレース回顧~

 現地時間の21日。オーストラリア・ローズヒルガーデンズ競馬場で行われたジョージ …

ダノンレジェンドの強さとシゲルカガのスピードが印象的だった東京スプリント

【PHOTO】ダノンレジェンド Danon Legend http:// …

【京都新聞杯回顧】サトノラーゼン、ポルトドートウィユの2頭はダービーでも期待

 JRA公式ラップ:12.3 – 10.7 – 12.2 …

昨年の大阪杯を勝ったキズナ
【天皇賞・春回顧】キズナが凡走した3つの要因

春天パドック、キズナ。 pic.twitter.com/kG0bzzfeLe & …

タッチングスピーチ 敗因は内回りと二度の不利か / 秋華賞レース回顧

【報知競馬情報】 【秋華賞】2番人気タッチングスピーチ6着 ルメール「内回りは忙 …

2015ドバイSC@ドルニヤ
ハープスターの輝きは何故失われたのか?日本馬にとって明暗分かれたドバイシーマクラシックを振り返る ~2015ドバイSCレース回顧~

Congrats to Dolniya, winner of the 2015 …

阪神大賞典で復活したゴールドシップ
【天皇賞・春回顧】ゴールドシップの底力を引き出した横山典弘

 正直パドックの気配はイマイチに見えた。  前走後に脚元に不安を発症したこともあ …

【NHKマイルC回顧】たった1つのミスで栄冠を逃してしまったアルビアーノ

典ちゃんとクラリティスカイ。 pic.twitter.com/nOSywBscM …

リアルスティールをG1馬へと導いたライアン・ムーアの凄さ / 2016ドバイターフ回顧

 ライアン・ムーアという騎手の凄さをまざまざと見せ付けられたというのが、レースを …

「キズナは終わった?バカなことを・・・」敗れても実力を証明したキズナ ~2015大阪杯レース回顧vol.1~

キズナ。 pic.twitter.com/dGQ7CIrXYo — …