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キズナを破ったのはフロックではない!いよいよ本格化した女王ラキシス ~2015大阪杯レース回顧vol.2~

      2015/04/08

2015大阪杯@ラキシス

 大阪杯で見せたラキシスの激走には、多くの競馬ファンが驚いたのではなかろうか。

 私もその一人だが、時間が経ちレースを分析するにつれてその激走は決してフロックではなく、能力に裏づけされたものだと確信せざるを得なくなっている。

 この記事ではラキシスの大阪杯を振り返るとともに、それ以外の有力馬の走りについても振り返ってみたい。

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ここに来て大きく力を付けてきたラキシス

1着 ラキシス

 元々馬体重の割には背が非常に大きく華奢に映るほど細身の馬だったので、プラス10キロと聞いても全然太くは見えなかった。正直もっと増えても良いと思うぐらいなので、これは完全に成長分だったと思う。

 キズナの記事でルメール騎手の手綱捌きが大きな勝因と軽く記述したが、実はラキシスも結構なロングスパートを仕掛けている。キズナほどではないが残り800m辺りからロングスパートを仕掛けているのではなかろうか。

 無論途中で息を入れたり、完全にギアをトップに入れることなくキズナが並びかけるのを待ったりするなど、ルメール騎手が細心の注意を払って無駄な脚を使うこと無いよう微調整を施していたが、それでもかなり厳しい内容のレース展開にはなった。

 その展開に根を上げることなく、最後はキズナを2馬身も突き放して先頭でゴール板を通過したのだから、ラキシス自身もここに来て相当力を付けていることは間違いないと思う。

 元々3歳の秋になって頭角を現してきたように、奥手っぽい雰囲気を相当漂わせてきた馬だが、今年5歳を迎えていよいよ本格化してきたのだろうか。10キロの馬体増はその本格化を示す1つの証拠になりそうな気がする。

 今後は春の天皇賞に向かうのではと噂されているラキシスだが、個人的には面白いと思う。

 先程も述べたように同馬はその馬格に似合わず、脚が長く胴長で背が非常に高い。見た目は完全にステイヤーのそれなのだ。

 4歳春までのラキシスは馬格に筋肉が追いついていないのか、一瞬の切れは相当なものをもっていたが、その切れを持続させる持久力に関しては期待ほどのものを示すことは出来ていなかった。上がりの速い競馬に良績が集中していたことも、その証明の一つとなろう。

 しかし昨秋以降、馬体が次第にパンとしだした事により、長い四肢を効率的に振り回す為の必要な筋肉が身に付き始めた。その結果が大阪杯で見せた、キズナを上回る息の長い末脚だろう。これは今までのラキシスには無かったものだ。

 個人的にはここに来て見た目に能力・適性が追い付いてきたと思っている。以前からラキシスはステイヤーだと思っていたのだが、いよいよ本当の姿に進化してきたという印象だ。となるとスピードとスタミナ、そして切れを高いレベルで要求される春の天皇賞はまたとない舞台となるだろう。

 果たして淀の舞台でまた大仕事をやってのけるのか?ラキシスの今後の動向に注目したい。

その他の馬たち

 先行馬たちにとっては厳しいレースとなった大阪杯だが、そう考えると先行して3着のエアソミュールはもっと評価されても良いかもしれない。

 勝ったラキシスには5馬身、2着のキズナには3馬身の差を付けられた訳だが、直線追い出しを待たされるような場面もあり、それでいてスピルバーグの追撃を抑えきったのは評価できる。

 元々3歳時から素晴らしい馬体をしていて、後々は上のクラスでもやれる存在だとは思っていたが、昨秋辺りからいよいよG1でもやれるだけの能力が身に付いてきたかもしれない。

 今後は鳴尾記念に向かうそうだが、その後は是非ともG1の舞台に出てきてほしい存在だ。

 4着のスピルバーグは馬場に泣かされた印象。元々後ろから競馬する馬だが、今回はいつも以上に前に進んでいかなかった印象だ。

 キレイな走りをする馬なので、あそこまで馬場状態が悪化するとしんどいのだろう。直線の切れもいつもほどではなかったし、また良馬場で見直したいところだ。

 5着のロゴタイプも展開と馬場に泣かされた1頭。ただ前走の中山記念と比べると少し出来落ちしていたので、ピークを過ぎていた影響も多少はレース結果に影響したと思う。

 8着のカレンブラックヒルはこれだけスタミナを問われる展開となると、2000mは少し長いかもしれない。小回りの1800mぐらいで主導権を握りながら先行するのが1番合ってるかもしれないね。

 9着のショウナンパンドラはディープ牝馬らしい切れと機動力に特化したタイプなので、この馬場だと持ち味は全く出ない。参考外の一戦と思って良いのではなかろうか。

 - レース回顧

        
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