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トレヴ圧巻の最終追い切り。凱旋門賞3連覇に向けて視界良好

   

 いよいよ今年も凱旋門賞の発走の瞬間が迫ってきた。

 今年は久々に日本からの出走が無いので、例年に比べて国内の競馬ファンからの関心は低いというのが正直なところだろうか。

 ただ日本馬が出ていないとはいえ、それでも世界最高峰の一戦。競馬マニアにとってはそれでも目は向いてしまう。

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 今年の凱旋門賞最大の注目といえば、同レース2連覇中のトレヴが3連覇を成し遂げるか否かだろう。

 凱旋門賞2連覇を成し遂げた馬はトレヴを含めて過去に6頭存在するが、3連覇は成し遂げた馬はおろか挑戦した馬すらいない。

 その史上初となる偉業を成し遂げるべくトレヴはいよいよ明日決戦の時を迎えるわけだが、ライバルたちの動向を抜きにすればその視界は良好。最高の状態で偉業に挑むことが出来るのではないだろうか。

 トレヴは今年3戦して3勝。全てが圧勝続きで5歳を迎えて更に強くなった印象すら与える。連覇を成し遂げた昨年などは不振続きで、凱旋門賞前には引退すら囁かれていた状況を考えると、今年彼女が置かれた現状は天と地ほどの差があるとすら思える程だ。

 最終追い切りの動きを見ても、その切れのある動きからは何ら不安要素は感じることが出来ない。

 昨年は背中を痛めていたせいか身体全体の使い方がぎこちなく、トモの生み出す推進力を上手くスピードに転換できない姿を見せていたトレヴだが、今年は背中の位置がまるで上下することなく、スーッと水平移動をするかのように滑らかに加速していく姿を見せている。

 これこそトレヴの名馬たる由縁の一つであり、強さの秘密の一つであろう。管理するクリスティーナ・ヘッド師の表情も自信に満ち溢れている感じだが、それもこの動きを見れば納得と言うしかない。

 今シーズンの欧州クラシックディスタンス路線を締めくくる大一番なだけあって、当然メンバーは揃っている。

 イギリスダービー馬ゴールデンホーンは、今年のこの路線をずっと引っ張ってきた主役の1頭であるし、地元フランスダービー馬のニューベイも前走ニエユ賞を完勝して評価を急激に上げている。

 毎年斤量の恩恵を最大限に受ける3歳牝馬勢も、今年は前走愛チャンピオンSで2着したファウンドが名手ライアン・ムーア騎手騎乗でスタンバイしており、当然のことながら侮れない存在だ。

 それら強力なライバルたちを相手にして、トレヴは世界競馬史に未来永劫に刻まれるような偉業を成し遂げることが出来るのか。

 そして今年の凱旋門賞後に全面改修を行う現行のロンシャン競馬場の最後を、自身の走りで盛大に飾ることが出来るのか。世紀の名牝トレヴのその走りに注目したい。

 - 海外競馬, 追い切り

        
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