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クイーンズジュエルがG1サンタラリ賞を圧勝 フランスからまた強い3歳牝馬が現れる

   

 ▼サンタラリ賞(仏G1)の全着順はこちら

 なにか毎年恒例となりつつある気もするが、今年もフランスの3歳牝馬から秋の凱旋門賞に向けて有望そうな馬が出てきたようだ。

 現地時間の24日、フランス・ロンシャン競馬場で行われた芝10ハロンの3歳牝馬のG1サンタラリ賞

 このレースはここまで2戦して無敗、前走のペネロープ賞(仏G3)を完勝したクイーンズジュエル Queen’s Jewel が人気を集めていたが、見事その圧倒的な支持に応えて圧勝。

 デビューから3連勝で初G1制覇を成し遂げ、次走ディアヌ賞(仏G1・仏オークス)の大本命に名乗りを挙げた。

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 スタートは少し伸び上がるような形で出て、少々立ち遅れたクイーンズジュエル。どうもズブイところがある馬のようで、鞍上のギュイヨン騎手も激しく手綱を動かしてポジションを取りに行くのだが、中々前に進んでいかない。

 それでも何とか中団のポジションを取ることができたクイーンズジュエルだが、その後もずっと反応が悪いようで常にギュイヨン騎手は手綱を動かして活を入れ、ポジションを落とさないように苦労していた。

 どうもこの日のロンシャンは馬場が乾いて硬かったようで、いつもよりかなり時計が速かったようだ。

 このレースの勝ち時計である2分00秒87は、記録が残っている1967年の第6回以降最速のレースレコードで、良馬場だと大体2分4秒台が標準的な走破タイムとなるこのレースにおいて、実に4秒近く速いという驚異的ともいえる高速決着となった。

 レース序盤から逃げたヴァラナ Varana が積極的に引っ張ったので、道中もかなり締まったペースになった筈。クイーンズジュエルが追走に苦労していた要因の一つとして、このハイペースもあったのかも知れない。

 そんな感じで追走に苦労していたクイーンズジュエルだが、徐々にスピードに乗ってフォルスストレート辺りではポジションを上げて行く。

 そして直線では残り400mで先頭に立つと、そこから息の長い末脚で後続を突き放しに掛かるクイーンズジュエル。最後は最後方から追い込んできたウィケーラ Wekeela に3馬身差を付けゴール板を駆け抜けたクイーンズジュエル。着差以上に強いレース内容だったのではなかろうか。

 今後はフランスオークスに相当するディアヌ賞に駒を進めることが濃厚なクイーンズジュエル。恐らくここも圧倒的人気に支持されることは間違いない。

 そして無事にここを通過すれば、秋はヴェルメイユ賞から凱旋門賞という王道ローテとなることはほぼ間違いないだろう。凱旋門賞制覇を目指す日本馬にとって、また手ごわい強敵が誕生したと言えそうだ。

 クイーンズジュエルの馬主であるヴェルトハイマー兄弟は、オルフェーヴルを破ったソレミアの馬主でもある。また彼らの所有馬が日本馬の前に立ちはだかるのか?まずはディアヌ賞の結果に注目したい。

【クイーンズジュエル Queen’s Jewel (仏国:F.ヘッド厩舎所属 牝3歳)】
 父:ピヴォタル Pivotal
 母:サファリクイーン Safari Queen
 母の父:ロード Lode
 通算成績:3戦3勝
 主なタイトル:2015サンタラリ賞(仏G1)、2015ペネロープ賞(仏G3)

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