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アラバスター どうしても付きまとう母の影 / 札幌2歳S追い切り

   

 名牝レーヴディソールの初仔であり、札幌2歳Sでは1番人気が有力視されているアラバスター

 デビュー前から評判は高く、デビュー戦を快勝したことによりその評価は更に上がった様な印象を受けるが、実際のところ重賞でも1番人気に支持されるに相応しい存在なのだろうか?

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 デビュー前から追い切りではそんなに動いていなかったアラバスターだが、今回もパートナーに遅れを取る形の追い切りとなってしまった。

 追い切りで動けていない理由は2つあると思う。

 1つ目は身体の使い方がまだまだ下手で、身体の前後(肩の部分とトモの部分)の連動が上手く取れておらず、バラバラな走り方になってしまっていること。これは母とは違い、身体が意外と硬いことも影響していると思われる。

 2つ目はトモの筋肉量が不足していて、俗に言う「トモが弱い」状況にあるため、ダートで速く走る為のパワーが足りていないこと。

 フォトパドックなどでもトモの容量自体はあるのだが、現時点での筋肉量は他馬に比べて不足しているのが確認できる。

 もともとハービンジャー産駒は晩成なのも影響してか、体型の割りにパワー不足な馬が多い。なのでパワーが必要なダートだと余計に動けないのだろう。

 デビュー戦の時のように本番の芝ならば、もう少し良い動きを見せてくれるのではないだろか。

 ただここでアラバスターが人気に応える走りを見せてくれるかと問われると、現時点での完成度が低い事もあり、正直微妙ではないか思ってしまう。

 そもそも筆者はアラバスターをそこまで評価していない。

 母のレーヴディソールは確かにずば抜けた能力を持った名牝だったが、アラバスターは毛色こそ母と同じ芦毛だが、母の長所だった異常なまでの身体の柔軟性と弾むようなバネは、あまり受け継いでいない様に思える。

 デビュー戦での走りを見ていても硬さばかりが目立ち、母が見せていた素軽い走りや他馬との性能の差を示す脚力は感じられなかった。

 上がりの勝負となり、相手もそれほど強くなかったから初戦から結果を出す事が出来たが・・・。前回よりも相手が強くなる今回は違いを見せれるのだろうか?

 今回、追い切りの動きからはそれほど上積みは感じられなかった。まあ例年と比べると、重賞とは言ってもそこまで強いメンバー構成にもならなかったので、掲示板は何とかなりそうな気もするが・・・。勝ち負けまでは正直厳しいのではなかろうか。

 果たしてアラバスターは筆者の評価を覆すような走りを見せてくれるだろうか?レース本番での同馬の走りに注目したい。

 - 追い切り

        
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