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ビックリするほど軽い調整内容に不安説も浮上!?香港の刺客エアロヴェロシティの本当の状態について考えてみた ~2015高松宮記念追い切り~

   

 29日に中京競馬場で行われる春のスプリント王決定戦、「第45回 高松宮記念(GⅠ)」。

 今年もフルゲート18頭の精鋭たちが集った訳だが、最大の注目はスプリント王国である香港からの刺客、エアロヴェロシティ(Aerovelocity)だろう。

 昨年の香港スプリント(香GⅠ)を完勝し、前走のチェアマンズスプリントプライズ(香GⅠ)でも僅差の2着と、名実ともに香港を代表するスプリンターへと成長した同馬が、初の海外遠征でどのような競馬を見せるのか?

 その走りに多くの注目が集まっている。

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15-15に毛の生えた追い切り内容

[予想王TV] 【高松宮記念】エアロヴェロシティが芝で4F追い
http://race.sanspo.com/keiba/news/20150326/ope15032615260021-n1.html

 ポール・オサリバン調教師 「今朝来日して初めて馬体を見ましたが状態は良いと思います。香港にいる時と同じように残り800メートル地点から追い切りました。香港である程度仕上げていましたので、これまでの輸送も考慮して、少し抑えた内容にしましたが、香港での追い切りとほぼ同じメニューです。直線では手前も変えていましたし、左回りについてもニュージーランドで経験しているので問題ありません。中京競馬場の芝コースは香港よりも丈が長いようです。インコースは少し荒れていますが、管理が行き届いていると思います。この馬の長所は、馬体が大きく力強くて、スピードもあり、後ろからでも先行しても勝つことができるところです」

 日本に着いてから初めて時計を出したエアロヴェロシティ。追い切り動画を見てみたけど本当に軽い内容だったね。日本でいう15-15に毛の生えた内容だった(苦笑)

 ここまで時計を出さなかった理由の一つに、どうやら輸送で馬体を減らした為、身体が戻るのを待っていたという話があるらしい。実際関係者もそれを匂わすコメントをしていた。

 ただ動画を見る限り身体に寂しいところは感じられず、現在は馬体も回復したと見て良いだろう。

 あともう一つの理由として、同馬はいつもレース1~2週間前に「バリアトライアル」と呼ばれる模擬レースに出走し、そこで強めの負荷を掛ける調整で結果を残し続けているということもあるだろう。

 実際に今回も3月10日にシャティン競馬場で行われた、AW1200mのバリアトライアルに出走。1分9秒90の時計で駆け抜けている(8頭中1着)。下にそのバリアトライアルの動画を貼っておくので興味ある方は見て欲しい。

 確かに結構な負荷を掛けていることが判る。陣営の言うとおりいつもこのような調整方法で結果を出しているならば、来日後に多少調整に狂いが生じたとしても、それなりの状態で出てくる可能性はあるのではなかろうか。「直前の調整が軽過ぎる、これは消しだ!」と安易に判断するのは、少し危険かな?と思わないでもない。

 正直今の日本のスプリント路線はお世辞にもレベルが高いとは言えないので、エアロヴェロシティがまともな状態なら日本馬では歯が立たないのではないかと思っている。同馬はソラを使うところがあって、気性的に少々成績が安定しない面はあるが、実力自体は間違いなく香港ナンバーワンだからね。

 また鞍上のザック・パートン騎手もドバイでの騎乗を断ってまで日本に遠征してきており、本気度はかなり高い。当然手ぶらで帰国するつもりなど毛頭ないだろう。

 日本馬で太刀打ちできる可能性があるとすればストレイトガールだろうが・・・。ここが今季緒戦、さすがに休み明けでいきなりエアロヴェロシティ相手は辛いなあ。また基本は良馬場の方が良いタイプなので、当日雨予報なのは気に掛かる材料だ。

 いずれにしてもこのレース最大の注目は、エアロヴェロシティの取り捨てだろう。果たしてこの調整で本当に走れるのか?当日のパドックに注目したい。

2014香港スプリント(GⅠ)レース映像

 - 追い切り

        
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