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【ヴィクトリアマイル回顧】レッドリヴェールとヌーヴォレコルト、距離適性の壁に泣く

   

 前記事に引き続き、今回もヴィクトリアマイルのレース回顧を行う。ここでは4着以下に敗れた馬たちについて触れよう。

 まずは好位から脚を伸ばすも4着だったレッドリヴェール

 マイナス6キロと馬体を減らしてきたが、力を出し切れる状態にはあったと思う。欲を言えばあと10キロぐらい増えて、胴と腰とトモがもっとガッシリすれば最高なのだが、ようやく体調も安定してきたようだし、これは今後の課題ということだろう。

 返し馬でも脚の切れは際立っていたし、完全に昨秋のスランプは脱したと思う。

 レースでは好位の4番手を進んだ訳だが、ミナレットが飛ばしたと言っても馬群はだいぶ離されており、無理のないペースで道中は進んでいたと思う。

 ルメール騎手としてもさすがに最後は前が止まる筈と考えていたと思うが、直線に向いて追い出しを開始してもなかなか前との差は詰まらない。

 同じように追い出しを開始したストレイトガールが矢のように伸びたことにより、置いて行かれてしまったレッドリヴェールは一見伸び悩んだように見えがちだが、上がりの脚自体は33秒7としっかり使っている。

 要は勝負どころでスプリンターと中距離馬のスピードの差が出たということだろう。さすがにスピード勝負になると中距離馬は分が悪い。

 レッドリヴェールの走破タイムの1分32秒4は、例年の同レースだと勝ちタイムに相当する。いつもの年だと充分勝ち負けになる走りを見せられているのだが・・・。中距離馬にはマイルで1分31秒台の壁は高かったということだと結論したい。

 5着のカフェブリリアントは良く頑張ったんじゃないかと思う。

 道中はストレイトガールを見る位置で、4コーナーでもその後ろから進出。上手く乗れたと思うけど、そこからの一瞬の脚が勝ち馬とは違った。ジリジリと伸びては来ているのだが、スパッと抜け出した馬たちとの差が思うように詰まらない。

 最後はレッドリヴェールに詰め寄ったものの5着という結果は、高速馬場での瞬間的なスピードの差を露呈したものだろう。やはりサンデーの血を持っていないことが、大一番で小さくない差となって現れてしまったのかも知れない。

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 6着のヌーヴォレコルトに関してはファン・関係者の間でも意見が分かれるだろうが、筆者は良く走っている方ではないかと思う。

 これは推測なので数字に誤りがあるかも知れないが、ヌーヴォレコルトはレースの後半1000mを推定56秒半ばから57秒ぐらいで走り抜けているのではないかと思う。

 これは中距離からクラシックディスタンスがベストと思われる同馬にしてみれば、相当速い時計だ。しかも今回記録した33秒5の末脚は、今までのキャリアの中で自己最速。これで思ったよりも走らなかったと言われたら、ヌーヴォレコルトも立つ瀬が無いだろう。

 レッドリヴェールでも述べたが、ヌーヴォレコルト自身は例年なら充分勝ち負けになる時計で駆け抜けている。ただレース序盤に離され過ぎた位置取りや、1分31秒台の走破時計を求められる流れが単純に合わなかったということだろう。

 やはり同馬の真価は中距離以上で発揮される。そういう結論で良いのではなかろうか。

 7着のディアデラマドレは出来が非常に良かった。これぞキングカメハメハ産駒と呼ぶべき逞しいトモの筋肉は、牝馬離れしていると言っても良かっただろう。

 それだけにスタートで大きく出遅れてしまったのは痛かった。まともにスタートを出ていればその後のポジションの取り方に工夫も出来ただろうが、あれだけ出遅れてしまうと遅れを取り戻すことが精一杯。

 それでもペースに緩みがあればどこかで巻き返す手も合っただろうが、馬群が縦長になるとそれも難しい。そしてマイル戦はあっという間に勝負どころを迎えてしまうので、奇策に出る余裕も殆ど与えられない。

 このレースでもメンバー中最速の上がり32秒8の脚を繰り出したディアデラマドレ。さすがの末脚だが7着まで押し上げるのが精一杯だった。

 スタートの心配もあるし、またキングカメハメハは前半から速い流れよりも、後半上がりが速くなる競馬の方が相性の良い馬が多い傾向にあるだけに、同馬も2000m以上の方が良いのかも知れない。

 - レース回顧

        
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