馬事総論ドットコム

馬に関することなら何でも取り上げるブログ

【ヴィクトリアマイル】レッドリヴェール復活の可能性は?

   

レッドリヴェール@阪神JF

 今週は東京競馬場でG1ヴィクトリアマイルが行われる。

 恐らく昨年のオークス馬ヌーヴォレコルトが人気を集めることになるだろうが、個人的に1番注目しているのは一昨年の2歳女王レッドリヴェールの走り。

 昨年のダービー挑戦以降、どこかリズムが狂ってしまい期待通りの結果を残せていないレッドリヴェール。

 一部には終わってしまったという声を出ている同馬だが、果たして本当にそうなのだろうか?改めて現在の同馬の可能性を考えてみたい。

スポンサーリンク

 そもそもダービー以降のスランプの原因は、心身のバランスが崩れてしまったが故と筆者は考えている。

 2歳時から3歳時の春にかけては、420キロ前後の小柄な馬体ながらも驚異的な根性と非凡な能力で、ハープスター相手に好勝負を演じていた同馬。

 ただダービー以降、前向きな気性はそのままだったものの懸念されていた馬体減りが表面化し、危ういところで取れていた心身のバランスが崩れてしまう。

 410キロとデビュー以来最少体重で出走したダービーは当然のこと、数字の上では馬体を回復させた秋のローズS、秋華賞でもバランスの狂いは改善されていなかった。

 具体的に言うと桜花賞時のレッドリヴェールとローズSの時のレッドリヴェールでは、明らかに骨格面での成長が見られていた。春に比べて背が伸びトモも大きくなったレッドリヴェール。それなのに春と同じような馬体重ということは、すなわち他の部分の肉が削げ落ちバランスが良くないということになる。

 脾腹の寂しさが目立ち、腰の筋肉も落ちてしまっていたレッドリヴェール。競走馬にとって前への推進力を生み出すトモは1番重要だが、トモだけ発達していても速く走れるとは限らない。そのトモが生み出した推進力を、しっかりと受け止められる胴体があってこそ、馬は推進力をスピードに転化し速く走れるのだ。

 昨秋のレッドリヴェールはトモには成長の跡が見られたものの、そのトモの推進力を受け止める胴体が如何にも貧弱であり、とても速く走れる状態ではなかった。結果ローズS・秋華賞ともに期待を裏切り結果に・・・。エリザベス女王杯などは見ていて痛々しくなる姿だったことを良く覚えている。

 では現在はどうなのか?

 上の写真は一週前追い切り直後のレッドリヴェールの立ち姿だが、まだまだ筋肉の付く余地は残しているものの昨秋とは一変してバランスの良くなり、本来の姿を取り戻したレッドリヴェールの姿があった。

 実は前走の阪神牝馬Sを現地で観戦していたのだが、パドックで同馬の姿を見た時にかなり手応えを感じていた。

 減っていた馬体が完全に戻ったばかりか、バランスが良くなり更なる成長を感じさせていたレッドリヴェール。もっと馬体が増えても良いとは思ったが、それでも以前の同馬の姿からすると別馬のように良くなっており、正直「これはもらった!」と思ったほど。

 実際のレースでは初めて経験する1400mのペースに戸惑って位置取りが悪くなってしまい、直線良く伸びてきたものの追い込み届かず6着に敗れてしまったが、正味直線だけの競馬であれだけの末脚を使えれば充分だろう。そもそも同馬は小回りの1400mで良さが出るタイプではない。

 その後も馬体を減らすことなく、良い雰囲気をキープしていると伝えられるレッドリヴェール。

 先週は坂路で1週前追い切りを実施したが、軽く仕掛けただけでパートナーを置き去りにする素晴らしい動きを披露していた。

 以上の材料から、レッドリヴェールは復調していると筆者は判断している。そしてヴィクトリアマイルは例年中距離で実績を残している馬が好走するレースだけに、レッドリヴェールもチャンスは大いに有る筈だ。

 ただ心配なのは東京までの輸送だろうか。昨年のダービーでは輸送でイレこみ馬体を大きく減らしてしまっただけに、2度目の東京輸送でどれだけ馬体と状態を維持できるかが勝負の鍵を握ることになるだろう。

 そこさえクリア出来れば、ハープスターと好勝負を繰り広げたハイパフォーマンスが久々に見られるはず。

 ど根性娘レッドリヴェールの本来の走りを期待したい。

 - レース展望、予想

        
follow us in feedly

  関連記事

【オークス展望】ルージュバックには頭の古いプロ達の鼻を明かす走りを期待

 いよいよ今年のオークスが明日へと迫った。  今週の始めから昨日まで、当ブログで …

【NHKマイルC展望】グランシルク、アルビアーノ、アヴニールマルシェ辺りが有力か

 正直難解なレースだなという印象が強い。  人気の仕方を見ても分かるようにこれと …

【京王杯SC予想】エールブリーズ、この条件ではパーフェクトな実績

 東京競馬場の芝コースは今週からBコースに。先週までは内ラチ沿いの芝が結構飛ぶの …

【京都新聞杯展望】今年もディープインパクト産駒が有力か

【サンスポ】 【京都新聞杯】高速馬場味方にサトノラーゼン勝機(サンケイスポーツ) …