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ディーマジェスティ 仕上がりに一抹の不安 / 日本ダービー馬体診断

   

 皐月賞では圧巻の末脚を見せて完勝したディーマジェスティ

 戦前は3強と呼ばれた馬たちの影に隠れる存在だったが、この勝利で一躍主役に躍り出たと言っても過言ではないだろう。

 果たしてその豪脚を武器に2冠達成なるか注目されるところだが、フォトパドックが撮影された5月19日時点では身体全体にかなり余裕がある状態で、少し調整に手間取っている印象を受けたのは否めない。

 母父のブライアンズタイムの影響か、元々腹袋のある体型で一般的なディープインパクト産駒と比べると太く見せ易いディーマジェスティだが、それでも皐月賞前と比べると身体全体に脂肪が残っている。

 これがお腹周りだけならまだマシなのだが、背中とトモにも薄っすらと脂肪が残っているのは正直感心しない。皐月賞はレースレコードを記録するほど激しいレースになった訳だが、少なからず反動が有ったと考えるべきなのかなと思う。

 果たしてここから本番までどれだけ状態を上乗せ出来るのか?経験値豊富な陣営だけにここから立て直してくる可能性は高いが、それでも前走皐月賞時の仕上がりが素晴らしかっただけに、皐月賞よりは劣る状態で出走となるのではないかと思っている。

 あとディープインパクト産駒の中でも異質とも言えるその筋肉質な馬体が示すとおり、素軽いスピードよりも強靭なパワーやそれに裏打ちされた持久力を武器としている馬なだけに、余りに上がりの速い決着になると、他の同父産駒の後塵を拝する可能性は高いだろう。

 気持ち的におっとりしているせいもあるのだろうが、どうしてもレース序盤は思うようなポジションが取れないタイプの馬だけに、近年は特に内枠有利で競馬が上手いタイプが上位に来やすい傾向が強いダービーでは一歩足りなくなる可能性は低くない。

 ただ多少なりとも馬場が渋ってパワーが必要な状態となれば、その強靭な筋肉の出番がやってくる。レース中に雨でも降ろうものなら、独壇場の可能性すら・・・。

 距離に関しては本質的には中距離馬だろうが、気性的に道中はゆったりと走れるタイプだし3歳のこの時期ならまったく心配は要らない。

 最低でも皐月賞より多少劣る程度まで仕上がり、且つ直前に一雨でもあれば・・・って感じだろうか。

 - 馬体診断

        
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