馬事総論ドットコム

馬に関することなら何でも取り上げるブログ

まさかそういう理由とは・・・。藤沢和雄厩舎の2歳馬による英国遠征は中止に

   

世界で最も晴れやかな舞台で2歳馬がデビュー!?

 先日藤沢和雄調教師の口から構想として発表されていた2歳馬の英国遠征プラン。

 その斬新な発想から競馬ファンの間でも大いに話題になっていたこのプランだが、諸々検討の結果取り止めとなったことが、その藤沢和雄調教師から発表された。

 なぜ2歳馬の遠征は取り止めになったのだろうか?

スポンサーリンク

勝ったとしても相当な赤字は避けられず

藤沢和厩舎、登録料が高額で2歳馬の英遠征取りやめ - 予想王TV

 プリンスオブウェールズS(6月17日、英アスコット、GI、芝10ハロン)を目指すスピルバーグ(牡6)に2歳馬2頭を帯同させてロイヤルアスコット開催の2歳戦に出走を予定していたが、追加登録となり登録料がかなり高額になるため。候補に挙がっていたインジャスティス(牡、父ファルブラヴ、母リトミックダンス)とレッドアルソード(牡、父ステイゴールド、母フェアリーバラード)の2頭は6月の東京開催でのデビューを目指す。

 この発表の先駆けて、レッドアルソードを所有する東京サラブレッドクラブのHP上では同馬が東京開催でのデビューを目指すと既に発表されていた。

 同馬は左尻の血腫の切開治療を行っており、現在も舎飼いで調整できていない身。これが原因で英国遠征プランも白紙になったんだろうなぁ~・・・と思っていたのだが、まさか高額な追加登録料もネックになっていたとは(苦笑)

 確かに日本馬がロイヤルアスコット開催に出走するというプランを早い時期に考慮するなど稀。ましてや2歳馬ともなれば余計にそうだろう。大体半年から1年前に行われる第一次登録に登録していなかったとしても、全然不思議ではないはず。

 日本でもクラシック登録を実施していない馬が、まれに追加登録料を払って出走するという事例がある。最近だとフラワーCを勝ったバウンスシャッセが、皐月賞に出る為に追加登録料200万円を払ったという例があった。

 あのフランスの凱旋門賞だと、最終登録時に追加登録料を払って出走しようとすると1000万円ほど必要になる。今回の件でいくら追加登録料が必要だったか書かれていないので分からないが、開催の格式を考えると日本のクラシック追加登録料よりは高いのではなかろうか?

 遠征費用も考慮すると結構な金額となり、もし勝ったとしても相当な赤字は避けられない気がする。遠征取り止めも仕方がないといえそうだ。

 ただ2歳馬の帯同は無くなったが、スピルバーグ自身は予定通りプリンスオブウェールズSを目標に渡英する予定。古馬の帯同馬候補であるスーパームーン、ルルーシュ、ペルーサは一次登録を済ませているみたいで、そのまま帯同し渡英する予定とのこと。

 目標とするプリンスオブウェールズSには昨年のアメリカ2冠馬で、先日のドバイWCで2着になったカリフォルニアクロームも出走を予定しているということなので、もし実現すれば過去に例を見ないほど国際色豊かなプリンスオブウェールズSとなるだろう。

 今からレースが本当に楽しみで、是非ともスピルバーグには明日の大阪杯で良い走りを見せて気持ちよく英国遠征に旅立って欲しいところだ。

 - 海外競馬, 競馬雑談

        
follow us in feedly

  関連記事

ハープスターが繋靱帯炎を発症。症状は重く引退も視野

ハープスター 右前脚繋靱帯の損傷が判明 http://t.co/dEck …

スピルバーグが伸び切れなかった理由 / プリンスオブウェールズS回顧

 現地時間の17日、イギリス・アスコット競馬場で芝10ハロンのG1プリンスオブウ …

あの「ワンダーボーイ」が京都参戦!?欧州トップステイヤーが春の天皇賞参戦を示唆

"I'll probably never replace a …

アメリカンファラオを種牡馬としてクールモアが購入。購入金額は3冠達成で約60億円に

 圧倒的な強さでケンタッキーダービーとプリークネスステークスの2冠を制し、いま世 …

メイダン競馬場のダートコース
メイダン競馬場のダートの質が大井競馬場に似てる?

 日本からエピファネイアとホッコータルマエが参戦を予定しているドバイワールドカッ …

ハープスター引退。彼女が果たせなかった夢は仔に引き継がれることに

 まぶたを閉じると、彼女が輝きを放った数々のレースが脳裏に蘇ってくる。  今日ま …

欧州マイル路線に新星誕生!グレンイーグルスが英2000ギニーを完勝

 2つに分かれた馬群のスタンド側好位5番手辺りにポジションを取ったゼッケン番号9 …

トゥザワールド惜しい!不利な条件が重なるも地力で2着を確保 2015ザ・BMWレース回顧~

Japanese visitor #ToTheWorld looking sen …

リアルスティールをG1馬へと導いたライアン・ムーアの凄さ / 2016ドバイターフ回顧

 ライアン・ムーアという騎手の凄さをまざまざと見せ付けられたというのが、レースを …

勝利よりも折り合い、レース内容を優先する日本人騎手たち。それを評価する競馬サークル

 今回オークスの回顧記事を書くためにレースを振り返って思ったことは、「レースにお …