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ドゥラメンテ 凱旋門賞挑戦について憶測飛び交う

   

 いつもなら威勢の良い発言をしがちなノーザンファーム代表吉田勝己氏が、ことドゥラメンテに関しては慎重な発言をしている。

 この一点だけを見てみても、現在陣営内でドゥラメンテの今後、要は今年秋の凱旋門賞遠征に関して意見が分かれていることが窺い知れるようだ。

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 ダービーをドゥラメンテが圧勝した当初、同馬の今後についての反応は関係者の中でも分かれていた。

 吉田勝己代表は「是非とも凱旋門賞へ行ってみたい」と発言していた。サンデーレーシング代表の吉田俊介氏は「馬の様子を見て・・・」と語るに留め、ドゥラメンテを管理する堀宣行調教師は「馬が完成してから行きたい」と、今秋の遠征には乗り気じゃない姿勢を示した。

 レースが終わった直後なら意見の調整が出来ていない分、関係者の意見が分かれるのも当然なのだが、その後一週間経ってもドゥラメンテの進路に関しては不透明なまま。これは今までの例からすると少々異例かなと思う。

 過去の凱旋門賞出走馬は、大体レース終了後1週間以内には今後の予定は出ていた。おそらくノーザンファーム側としては3冠よりも凱旋門賞を優先したいのだろうと推測は出来るが、調教師や出資会員には反対意見が根強いのかも知れない。

 こんな状況下にマスコミ側も色々憶測等を記事にして発信し出しているのだが、先日日経新聞紙上に「ドゥラメンテの進路決定に金融庁の監視が影響している」という俄かには信じられないような記事も出ていた。

 一口馬主というのは一応投資に当たるので、一口法人は金融庁の監督下にあるのだが、記事によると金融庁は昨今のクラブ馬の海外遠征を問題視しているという。

 要は海外遠征しなければ国内である程度賞金を稼げる見込みが有る馬を、クラブ側(生産者側)の都合で海外遠征させ国内での賞金獲得機会を奪い、出資者に損をさせているのではないか、判断を誤っているのではないかと考えているそうなのだ。

 正直「ホンマかいな!?」と思いたくなる話だが、競走馬への出資というのは決して安くない投資である以上、全く無い話でもないだろう。また金融庁云々はさておいても、海外遠征するよりも国内で賞金を稼いだ方が良いと考える人も少なからずいる筈だ。

 人気馬が今後のローテについてアレコレ推測を語られるのはスターホースの宿命みたいなものだが、そろそろその語られる推測もきな臭いものが混じるようになってきた。近いうちに有る程度の方向性は示した方が良さそうな気もする。

 ドゥラメンテは今週北海道のノーザンファームに放牧に出されると聞く。放牧先でどのような判断が下されるのか注目したい。

 吉田代表、ドゥラ祝勝会でも秋の目標明言せず - 予想王TV

 5月31日の日本ダービーを制して皐月賞とのクラシック2冠を達成したドゥラメンテ(美・堀、牡3)の祝勝会が8日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれた。生産者であるノーザンファームの吉田勝己代表は今後について「まだ何も決まっていません」と説明。1次登録している凱旋門賞(10月4日、仏ロンシャン、GI、芝2400メートル)についても「状態がよければそれ(凱旋門賞)もありますが、馬をちゃんと見てみないと」と話すにとどめた。

 - 競馬雑談

        
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