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キズナの繋養先は社台スタリオンステーションに。種牡馬入り後も続くライバルとの熱い戦い

   

 先日、右前脚の繋部に浅屈腱炎を発症し、無念の現役引退・種牡馬入りを発表した2013年のダービー馬キズナ

 その時は繋養先についてはまだ未定とされていて、その後も中々発表されずにいたので「どうしたのだろう?」と気になっていたのだが・・・。

 5日、キズナは社台スタリオンステーションで繋養されることになったと、所属していたJRAから発表があった。

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 キズナの繋養先が社台スタリオンステーション(以下社台SS)に決まったという報を聞いて、同馬のファンたちはホッと胸を撫で下ろしているのは間違いないだろう。

 今現在日本には多くのスタリオンが存在しているが、社台SSは名実共に日本のトップスタリオンであり、他のスタリオンと比べると頭一つどころか二つも三つも抜けているというのが、今の日本の生産界における正直な現状だ。

 社台SSで種牡馬入りするのと他のスタリオンで種牡馬入りするのでは、それこそ成功する確率が相当変わってくる。

 社台SSで繋養される種牡馬というのは、それこそ日本を代表する選りすぐりの種牡馬たちばかりなので、種付け相手となる繁殖牝馬のレベルも必然的に高いものばかりとなる。

 世界的良血馬揃いの社台グループの繁殖牝馬は当然のこと、他の牧場も社台SSに繋養されている種牡馬を種付けする時は金銭的にも失敗は許されない為、その牧場の中でもトップレベルの牝馬を用意するからだ。

 これが他のスタリオンでの繋養となってしまうと、社台SSとはあまりにも差があるブランドイメージの違いから、まだ実績のない新種牡馬はそこまで高い種付け料を取ることが出来ない。また種付け料の低さに比例する形で、配合する繁殖牝馬のレベルも低下する可能性は非常に高くなる。

 確かに安い繁殖牝馬から誕生した産駒が予想外の活躍を見せ、そのお陰で大きく地位を向上させた種牡馬も居ないわけではない。最近ではステイゴールドはその代表的な存在だろう。

 ただそんな種牡馬は正直稀な存在。やはり配合相手となる繁殖牝馬のレベルは高いに越したことはないというのが正直なところではないだろうか。

 晴れて繋養先も無事に決まり、これで種牡馬としてのスタートラインにようやく立ったことになるキズナ。

 来春からいよいよ種牡馬として種付けを開始するわけだが、奇しくも同世代最大のライバルだったエピファネイアと一緒に種牡馬としてのスタートを切ることになった。

 どちらもアクシデントによる引退からの種牡馬入りということで、タイミングが重なったのは本当に偶然だと思うのだが、何というかこれが巡り合わせというものなのだろう。この2頭はどこまで行ってもライバルなんだなと改めて思った。

 キズナとエピファネイアの産駒は、早ければ2019年の夏にデビューを迎える。月日が経つのは予想以上に早い。うかうかしてるとあっという間にその瞬間を迎えてしまいそうだ。

 2年前の日本ダービー、ライバル2頭が東京競馬場の直線で繰り広げた熱き戦い。その激闘の様は今でも瞼の裏に鮮明に焼き付いている。

 そして数年後。今後は息子たちが、父たちと同じように初夏の東京競馬場で・・・。

 血は繋がっていく。そして歴史は繰り返す。

 - 競馬雑談

        
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