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マツリダバッハ これが血統の力か。予想以上の能力を示したデビュー戦

   

 4日の中山競馬5レース、メイクデビュー中山芝1800mでデビュー勝ちを収めたマツリダバッハ

 2010年の日本ダービー馬エイシンフラッシュの半弟であり、今年の千葉サラブレッドセールで1億9000万円という超が付くほどの高額で取引された同馬。

 それだけに多くの競馬ファンから相当な注目を浴びていた訳だが、何とかまずは最低限の結果は残せたということで、関係者もホッと胸を撫で下ろしていることだろう。

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 これだけ注目を集めていたのにも拘らず、デビュー戦は2番人気だったマツリダバッハ

 これは直前の追い切りの動きが物足りなかった影響が大きいみたいだが、千葉サラブレッドセールの調教供覧の時もそんなに動いていなかったので、想定の範囲内と言えば範囲内だったと思う。

 追い切りや調教供覧で動かなかった理由だが、これは単純にパワー不足が原因だろう。同馬にはまだウッドチップやダートで速い時計を記録できるほどのパワーはまだ備わっていない。それは緩さを感じさせるトモを見ても容易に想像できる。

 なので今回芝とはいえ直線に急坂が存在し、ある程度のパワーが要求される中山での競馬はどうなのだろう?と思っていたのだが・・・。

 前半スローで上がりの競馬になったせいか、直線だけに全力を注ぎこめる展開となり、パワー不足を勢いでカバー出来たらしい。多少脚色は鈍ったが、最後まで止まることなく一気に駆け上がり、先頭でゴール板を通過することが出来た。

 ただ正直なところ、筆者はマツリダバッハが新馬から結果を出すとは思っていなかった。馬体を見ててもあのような高額な値段に相応しい馬とは思えなかったし、千葉サラの時に背腰とトモが相当緩かったので、これはパンとするまで相当時間が掛かりそうだと考えていたからだ。

 実際その時よりもだいぶマシになっていたとはいえ、まだまだ緩さを残す馬体をしていたマツリダバッハ。メンバー自体はそんなに強くなかったので掲示板はあるかな?と思っていたが、まさか緒戦から結果を出すとは・・・。

 やはりこれが血統の力なのだろうか。見た目の馬体以上の能力を示したデビュー戦だったと思う。

 ただデビュー戦を快勝したとはいえ、現状はまだまだ緩く成長途上なのは間違いないのですぐさま上を目指すのは止めた方が良さそうだ。本当に良くなるのは古馬になってからだと思うので、今は目標を定めずに馬に併せて調教していくのがベストだろう。

 幸いなことにレース後の関係者のコメントを見ていると、マツリダバッハが奥手なのは関係者の共通認識となっているようで、誰も急いでいなかった。急いでしまうと可能性の芽を摘んでしまう確率が高いだけに、同馬は人に恵まれたなと実感する。

 果たしてマツリダバッハは偉大なる兄に少しでも近づくことが出来るのだろうか?プレッシャーは大きいだろうが賢兄愚弟と呼ばれぬように頑張って欲しいと思う。

 - 次代のスター候補生たち

        
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