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大物レアリスタがデビュー2連勝。堀調教師は11週連続勝利のJRAタイ記録

   

 既走馬相手に完勝したデビュー戦も強かったけど、今回のレース振りはそれを上回る強さとインパクトを与えたように思える。

 状態面では手探りでの出走となり、上向いた点は感じられなかったのにも関わらずだったのに・・・だ。

 14日の東京8R、3歳上500万下・芝1800m。1番人気に支持されたステイゴールド産駒レアリスタは、初の古馬との対戦も関係なく能力を示し完勝。その走りは輝く将来を予見させるに相応しいものだった。

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 仕上がり自体は前走とあまり変化はなかったと思う。2度目のレースということで精神面での慣れとかはあったかと思うが、一度使って馬体が締まったとか身のこなしが良くなったという目に見える変化は、正直パドックからは感じられなかった。

 キャロットクラブでのレアリスタの更新を見ていると、今回の出走は前走時の疲労を回復させながら、これなら何とか力を出せるとギリギリまで見極めての出走だったことが窺える。体調面を整える調教が第一で、更なる上積みを求める調整過程ではなかったようだ。

 それでも同じレースに出走してきたメンバーの中では、馬の素質が一枚上なのは明白だったレアリスタ。筆者も流れに乗って競馬すれば勝ち負けだろうと単勝を買ったのだが・・・、まさかああいう競馬をするとはね。ちょっと肝を冷やした(苦笑)

 好スタートから二の脚も付き、すんなりと先手を奪う形になったレアリスタ。「このまま主導権を握れば馬なりで勝てるだろう」と思った瞬間、福永騎手は強引に手綱を引っ張り下げようとする。

 たしかに逃げさせたくなかったのは分かる。馬の気性的に一度逃げる競馬を覚えさせると、今後控える競馬をすることが難しくなる可能性があるからだ。ただもう少しスマートにやれないものかね(苦笑)

 あれだけ一気に引っ張ったら、レアリスタくらい気の強い馬だとそりゃ反抗する。実際同馬は結構長い距離に渡って頭を上げて行きたがっていた。騎手の中では腕力のない福永騎手だけに、ああやって体重を掛けて強引に引っ張らないと抑えられないのかもしれないが・・・、口向きが悪くなりはしないかと冷や冷やした。

 なんとか3コーナー手前ぐらいで馬も納得し、折り合いが付くようになったレアリスタ。ただいくらスローペースとはいえ、騎手と馬がアレだけ喧嘩したらそれなりに消耗したと思うのだが・・・。直線の脚は圧巻だったね。最後は馬が遊ぶ余裕があるぐらいだった。

 これでデビュー2連勝となったレアリスタ。デビュー戦快勝後の記事で「大物誕生」と書いたが、その言葉を正しさを再認識させるレース振り、強さだったと思う。俄然「菊花賞」という3文字が現実味を帯びてきた。

 今後はこれで一先ずお休みに入るらしく、まだ先の予定は未定だという。ただとりあえずは菊花賞を視野に入れたローテが組まれることはほぼ間違いないだろう。もちろん堀厩舎の馬だけに、その時の馬の調子で変更する可能性は大いに有るだろうが。

 堀厩舎といえばレアリスタの勝利で、JRAタイ記録となる11週連続勝利を成し遂げたと聞く。その中身もただ11週勝ち続けただけではなく、ドゥラメンテの皐月賞・ダービーの2冠、モーリスの安田記念制覇などを含んでおり、まさに今日本で一番勢いのある厩舎なのは間違いない。

 一時はストロングリターンの安田記念制覇後の共同記者会見ボイコット、雇用している厩務員の一斉退職騒動など負の面で競馬界を騒がせた堀宣行調教師だが、その後は心入れ替えたのかそういった負の面も無くなり、最近ではマスコミの前でも自身の言葉で積極的に話すようになってきた。

 下手すれば潰されてしまうんじゃないかと思っていただけに、この躍進振りは素直に凄いなと思う。この調子なら角居勝彦調教師に次ぐ存在として、次代の日本競馬を背負って立つことも出来るのではなかろうか。

 そんな勢いと実績のある厩舎で丹念に鍛えられているレアリスタの将来は非常に明るいと思う。1年後、同馬がどれほど成長しているか楽しみでならない。

 - 次代のスター候補生たち

        
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