馬事総論ドットコム

馬に関することなら何でも取り上げるブログ

トゥザワールドが屈腱炎を発症、引退の可能性も

      2015/06/20

 何とも残念なニュースが飛び込んできた。

 昨年の皐月賞で2着、日本ダービーで5着などクラシック路線で活躍し、年末の有馬記念でも2着に健闘するなどG1で好走を重ねてきたトゥザワールド

 今年の春にはオーストラリア遠征を敢行し、遠征初戦のThe BMW(豪G1)では2着に入るなど健闘していた同馬だが、先日休養先の北海道・ノーザンファームで脚元の検査を実施したところ、右前脚に故障が判明。

 重度の浅屈腱炎と診断され長期の休養が必要で、今後の経過次第ではそれ以外の選択肢(要は引退?)も有り得ると所属するキャロットクラブのHPで発表された。

スポンサーリンク

 G1勝ちまであと一歩のところまで来ていたのに・・・。本当に残念としか言い様が無い。

 トゥザヴィクトリーの子供たちは兄のトゥザグローリーといいトゥザワールドといい、他の兄妹もそうだが素質は高いものの体質の弱さに泣かされることが多い気がする。

 全兄のトゥザグローリーも大きな故障は無かったものの、体質の弱さから調整に苦労している内に競走馬としての旬を逃し、G1タイトルを獲れずに終わってしまった。有馬記念で2年連続で3着するなど、G1級の能力を見せていたのに。

 トゥザワールドは兄よりも小回りが利いて安定感は上だっただけに、無事だったらいつかビッグタイトルを・・・と思っていたのだが、本当に残念だ。ここまでG1で2着が3回。どれか一つは勝っておきたかったなというのが正直なところであろうか。

 更新を読むと症状はかなり重い様子が窺える。オーストラリア遠征が終わってからここまで症状が判明するまでに時間が掛かっており、その間軽くではあるが乗り込みを続けていたことから症状を悪化させてしまったのかも知れないね。そうだとしたら残念だ。

 G1勝ちまであと少しのところまで来ている現況を考えると、治療しての現役続行という選択肢が濃厚だろう。獣医学の発達により、以前よりも屈腱炎から復活する競走馬が確実に多くなっていることも、トゥザワールドの背中を押す材料の一つだ。

 最近は競走馬の競走寿命も伸びており、高齢でもトップレベルで活躍する馬はザラだ。トゥザワールドはまだ4歳。復帰まで2年掛かったとしてもまだ6歳、充分活躍は見込める年齢なのは間違いない。

 このまま引退というのは何とも残念だけに、是非とも屈腱炎に打ち勝ち不死鳥のように復活して欲しいと願う。

 トゥザワールド屈腱炎 程度重く長期休養の見込み - スポニチ

 豪州遠征後、休養しているトゥザワールド(牡4=池江)が右前脚の屈腱炎を発症していることが分かった。18日、キャロットクラブのホームページで発表された。程度は重く、長期休養を要する見込み。

 - 競馬雑談

        
follow us in feedly

  関連記事

ハープスター引退。彼女が果たせなかった夢は仔に引き継がれることに

 まぶたを閉じると、彼女が輝きを放った数々のレースが脳裏に蘇ってくる。  今日ま …

2014皐月賞@イスラボニータ
重症でなければ良いが・・・。イスラボニータが脚部不安の為に大阪杯を回避、放牧へ

 中山記念で1番人気に支持されるも、伸びを欠き5着に敗れた昨年の皐月賞馬イスラボ …

トゥザワールドがザBMWに挑む
並み居る強豪を押しのけ堂々たる1番人気!トゥザワールドが悲願のGⅠタイトルを獲得し飛躍の時を迎える

3/28(土)、豪・ローズヒルガーデンズ競馬場で行われるThe BMW(GⅠ)( …

豪州遠征中のトーセンスターダム
ワールドエース、トゥザワールド、トーセンスターダムが追い切りを実施 ~2015ジョージライダーS&ランヴェットS~

 現在オーストラリアに遠征中している池江厩舎のワールドエース、トゥザワールド、ト …

勝利よりも折り合い、レース内容を優先する日本人騎手たち。それを評価する競馬サークル

 今回オークスの回顧記事を書くためにレースを振り返って思ったことは、「レースにお …

リアルインパクトとワールドエースにチャンスあり! ジョージライダーS(豪G1)

The Japanese team is readying themselves …

ウインバリアシオンが引退。種牡馬入りは叶わず乗馬に転向。

この日もマイペースにパドックを周回していたウインバリアシオン。 pic.twit …

エイシンヒカリは今季限りで引退。来年から社台スタリオンステーションで種牡馬入りと平井オーナーが表明

Owner-breeder Katsuhiko Hirai can't …

2014ホープフルS@シャイニングレイ
順調にレースに使い続けることはこれほどに難しい・・・。シャイニングレイやブライトエンブレムの回避に思うこと

 皐月賞の追い切り後に左後肢の球節を捻挫し、皐月賞を回避したシャイニングレイ。 …

リアルスティールが骨折 程度は軽く秋には復帰へ

 過去に競走馬を鍛え上げることを、刀匠が日本刀を研ぐ様に例えた人がいた。  競走 …