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トウケイヘイロー引退。種牡馬として父を超える活躍を期待したい

   

 2013年の札幌記念を5馬身差で圧勝するなど、けれんみの無い逃げで競馬ファンを沸かせる走りを見せていたトウケイヘイロー

 近走は昨年の札幌記念後に患った左前繋部浅屈腱炎の影響で精細を欠いていたが、このたび新たに右前脚に浅屈腱炎を発症していることが判明。

 全治に9ヶ月以上掛かることから現役を引退、種牡馬入りする予定であることが管理する清水久詞調教師から発表された。

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 筆者がトウケイヘイローの存在を強く認識したのは、同馬が重賞2勝目をあげた鳴尾記念のパドックだったと思う。

 典型的なマイナー種牡馬であるゴールドヘイロー産駒が芝で活躍しているということで注目していたのだが、実際パドックに現れたトウケイヘイローは予想を超える良い馬だったので、非常に驚いたことを今でも良く覚えている。

 全盛期のトウケイヘイローはとにかく馬体を大きく使う馬で、背はそんなに大きくないのだが完歩幅は非常に大きいので、パドックでも躍動感あるれる歩きを見せていた。

 これは関節の稼動域が大きいのは当然のこととして、伸びのある柔らかな筋肉の持ち主で無いとこのような動きは出来ない。全盛期のトウケイヘイローは成績も示すとおり、類い稀な身体能力の持ち主だったと思う。

 怪我をしてからは以前のような伸びのある動きが全く出来なくなっていたので、成績が上がってこなかったのも当然だと思いながら見ていた。

 人間もそうだが年齢を重ねると必然的に身体は硬くなってしまう。また筋肉を付け過ぎると、そのぶん関節の稼動域も狭まってしまう。

 怪我から復帰後のトウケイヘイローのパドックを何度か見る機会があったが、以前よりも身体を大きく作っていたせいか同馬の最大の武器であった身体の柔軟性は完全に失われており、別馬かと思う姿だった。

 これは以前の姿に戻すのは大変だろうなと思いながら見ていたのだが・・・。今度は以前痛めた左脚とは逆の右脚に屈腱炎を発症。本来の自分を取り戻すことなく、無念の引退となった。

 今後はアロースタッドで種牡馬入りする予定のトウケイヘイロー。香港Cで惜しい2着は有ったが、G1タイトルには縁の無いままでの種牡馬入りとなるので、普通に考えれば種牡馬として厳しいスタートを切ることはほぼ間違いないと思われる。

 ただ父のゴールドヘイローは馬主だった中村和夫氏のバックアップが有ったとはいえ、トウケイヘイロー以上に厳しい状況での種牡馬入りだった。

 そこから地方で活躍馬を何頭も輩出し、遂にはリーズナブルながらも安定している種牡馬として一定の評価を確定させたのがゴールドヘイロー。その逆境にも負けない意外性のある血はトウケイヘイローにも色濃く受け継がれていることだろう。

 競走馬としては、トウケイヘイローは父ゴールドヘイローを超える活躍を見せた。今後は種牡馬として父を超える活躍を期待したい。

トウケイヘイロー引退、種牡馬入りへ - デイリースポーツ

 13年サマー2000シリーズ王者で重賞4勝馬のトウケイヘイロー(牡6歳、栗東・清水久厩舎)が、シリウスS8着後に右前浅屈腱炎を発症したことが明らかになった。8日、JRAが発表した。

 今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入りする見通し。師は「前走後、様子がおかしいので検査をしたら、そういう診断になりました。年齢的なものもあるし、無事なうちに引退となりました」と説明した。

 「(厩舎の)初重賞勝利。4歳の時にはサマー2000シリーズも制して、海外3カ国も連れて行ってもらいました。今後に向けていい経験をさせてもらいましたね。どんな子を出してくれるか楽しみです」と、種牡馬としての活躍を期待した。同馬は14年にも、左前繋(けい)部浅屈腱炎を発症していた。

 - 競馬雑談

        
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