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ウオッカ、欧州生活6年目に突入。彼女は日本に帰ってこないのだろうか・・・

   

ウオッカ@2009安田記念

 名牝ウオッカが日本を離れてかなりの月日が経った。

 国内でG1・7勝をあげ、あとやり残したことはドバイでの勝利と、3度目のドバイ遠征に旅立ったのが2010年の2月。

 そこで前哨戦となるアル・マクトゥーム・チャレンジ・ラウンド3(首G2)に出走するも、レース中に鼻出血を発症し8着と惨敗。

 レース後、谷水オーナーから現役引退を発表され、そのまま欧州で繁殖生活を送るべくアイルランドはギルタウンスタッドへと移動した。

 当地では歴史的名馬であるシーザスターズやフランケルとの間に、今まで4頭の子供をもうけたウオッカ。

 今年は欧州年度代表馬キングマンを輩出するなど、最近評価が急上昇中の人気種牡馬インヴィンシブルスピリットと交配されるなど、すっかり欧州生活にも慣れた風に見受けられる。

 素晴らしい環境の中で欧州が誇るトップ種牡馬との間に仔を成す。一見これ以上ない繁殖生活を送っているウオッカだが・・・、日本の競馬ファンからすると、現状に少々寂しさも覚える。

 今までウオッカの子供は2頭が競走年齢に達し、日本でデビューしている。初仔のボラーレが病死するなど不運も重なったことはあるが、それでも未だ未勝利という成績は母の現役時代を知る者にとっては寂しさしか感じない。

 結論から言うと先にデビューした2頭は日本で走らせるべきではなかったのだろう。やはり欧州で結果を出している種牡馬の仔は、欧州で走らせるべきだったのだ。如何にもスピード不足で日本の競馬の流れに付いて行けてなかったボラーレや、苦戦しているケースバイケースの姿を見るとそう思わざるを得ない。

 今年も父シーザスターズの牝馬がデビューを目指し、北海道の吉澤ステーブルで調教に励んでいる。上の2頭に比べても評価は高いようだが、現時点で524キロと非常に大柄で、日本のスピード競馬に合うかどうかは正直未知数だ。

 ウオッカが繁殖すると聞いた時、多くのファンが彼女の仔が日本のターフの上で大活躍する姿を想像したはずだ。しかし現状はその想像とは大きくかけ離れている。

 ウオッカは日本に帰ってこないのだろうか?日本のトップ種牡馬との間に仔を成す可能性はないのだろうか?

 ディープインパクトやキングカメハメハ、ハーツクライなどの間に生まれた仔が日本のターフを駆ける。その瞬間が訪れることを、私はいま心から願っている。

【沢田康文の欧州リポート】ウオッカ、今年も花婿は欧州の名種牡馬 - 予想王TV

 先月、アイルランドにいるウオッカ(牝11、父タニノギムレット)を取材で訪ねた。ダービーを筆頭に武豊騎手を背に独走した第4回ヴィクトリアマイルなどGI7勝を挙げた歴史的名牝。ラストランとなった2010年3月のマクトゥームチャレンジラウンド3(8着)後は日本に戻ることなくアイルランドに渡り、はや5年の歳月が過ぎた。

 母となったウオッカが穏やかな表情で子馬とともに暮らすのは首都ダブリンから約60キロに位置するギルタウンスタッド。アガ・カーン殿下が所有する374ヘクタールの広大な牧場で、四方を木々に囲まれた風光が美しく、サラブレッドにとっての理想的な環境と感じられた。

 今年2月9日、4番子(父フランケル、牡、黒鹿毛)を出産。母子ともに元気いっぱいで健やかな日々を過ごしており、今春の新たな種付け相手にはインヴィンシブルスピリット(18歳、父グリーンデザート)が選ばれている。現役時代スプリント戦で全7勝を挙げた同馬はキングマン(14年欧州年度代表馬)を筆頭としたそうそうたるGIホースを多数出している名種牡馬だ。

 日本中を陶酔させたウオッカは繁殖牝馬としても壮大なロマンを紡ぎ続ける。

 - 競馬雑談

        
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