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ウインバリアシオンが引退。種牡馬入りは叶わず乗馬に転向。

      2015/05/06

 悲願のG1制覇を目指して春の天皇賞へと出走したものの、ゴール前で故障を発生し12着で入線したウインバリアシオン

 レース後すぐさま診療所に運ばれた結果、幸いにして命に別状はないものの左前浅屈腱不全断裂を発症しており、残念ながら競走能力喪失との診断が下っていた。

 そのウインバリアシオンの今後について、先程馬主であるウインレーシングクラブがホームページを更新。

 そこでウインバリアシオンの現役引退を正式に発表するとともに、今後は乗馬に転向する予定であることが併せて発表された。

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 レース終了直後、一命を取り止めたという情報が流れた時は多くの競馬ファンが安堵するとともに、今後は種牡馬として頑張って欲しいという声が多く聞こえたものだが、残念ながら現実は厳しかったようだ。

 多くの競馬ファンは種牡馬入りを望んでいたと思うし、恐らくオーナーサイドもその可能性は模索したのだろうが、恐らく現時点では生産界から種牡馬としてのオファーはなかったのだろう。

 これが経済的に余裕のある個人馬主所有馬だったら、採算度外視で種牡馬入りという可能性も有ったかも知れない。しかしウインバリアシオンはクラブ所有馬。しかも同馬はノーザンファーム生産馬で、ウインレーシングクラブの母体であるビッグレッドファーム系列の生産馬ではない。

 ビッグレッドファーム側としてはウインバリアシオンに対して、赤字覚悟でバックアップするほどの義理もメリットも感じられないというのが、正直なところなのではないだろうか。

 残念ながらウインバリアシオンの競走成績を振り返ると、種牡馬としてセールスポイントになる点は殆どない。G1勝ちはなく、獲得した重賞タイトルも僅かに2つ。

 何よりもスピードが重視される現代競馬において、種牡馬としては売りどころかマイナスにすらなりかねないステイヤーという評価・・・。

 名種牡馬ハーツクライの後継として売り出す手も無いことはないが、昨年ジャスタウェイが先に種牡馬入りしたことにより、その希少価値も半減してしまった。

 このままオーナーサイド主導で種牡馬入りしても、種牡馬として売りの乏しいウインバリアシオンに対し、良質な繁殖牝馬はまず集まらないだろう。それだったら種牡馬入りをキッパリと諦めて乗馬転向というオーナーサイドの判断も、充分理解できる話しではないだろうか。

 今後はノーザンファームしがらきで怪我の治療を行った後、乗馬転向へ準備を開始することになるウインバリアシオン。

 確かに種牡馬になれなかったのは残念ではあるが、何も種牡馬入りすることがサラブレッドにとって最上の幸せではない。乗馬として多くの人々に愛されながら余生を送ることも、種牡馬として成功するのと同じぐらい幸せなのでは?と最近つくづく思うのだ。

 競走馬としてビックタイトル獲得はならなかったものの、多くの競馬ファンに愛され続けてきたウインバリアシオン。今後も多くの人に愛され続けながら、乗馬として幸多き余生を送ることを心から願っている。

ウインバリアシオン近況 - ウインレーシングクラブ

 先週の京都「天皇賞(春)・GI」では、直線残り100m付近で左前脚に故障を発症し、ゴール後にはジョッキーが下馬。すぐに診療所へと運ばれたウインバリアシオン。一命は取り留めましたが、左前浅屈腱不全断裂により競走能力喪失と診断されています。
 競走馬としての再起は難しい状態で、誠に残念ではありますが、ここで現役を引退することが決まりました。バリアシオンは明日6日(水)に中央競馬の登録を抹消する予定です。
 今後は、7日(木)にノーザンファームしがらきへ移動し、乗馬に向けて静養する予定となっています。

 - 競馬雑談

        
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